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日本農業が壊滅?

反G8の行動に参加したことがきっかけで、WTOのことなどようやく勉強するようになった。それでさっそくこのへんのニュースに注目しているのだが、これってかなりトンデモナイ事態なのではあるまいか?

「最大6%」受け入れへ WTO交渉、調停案で最終調整

調停案は重要品目の割合を「原則4%」とし、条件付きで追加2%を認めるという内容。この案で合意した場合、日本は1332品目ある農産品のうち最大80品目程度しか例外指定できず、国内農家が打撃を受けるのは必至だ。

 【重要品目】 世界貿易機関(WTO)の農業自由化交渉で、関税削減ルールの例外として一定の保護が認められる農産品。輸入が急増すると、その国の経済に大きな影響を与えかねないため高い関税を維持できる。輸出を拡大したい米国など食料輸出国は重要品目数の制限を求めている。日本は計1332品目の農産物のうち200%超の高関税をかけているコメや小麦、乳製品など101品目の多くを重要品目として保護したい立場。


例えば砂糖なんかが重要品目からはずされたら、沖縄のサトウキビ産業は壊滅してしまうようだ。「貿易自由化」の促進の結果、日本はますます食料自給率を落としていく。
G8では温室効果ガスの削減に「真剣に」取り組んでいく決意を披瀝したそうだが、国内産業をつぶして遠方からわざわざ長距離をかけて輸入品を運んでくるほうが、よっぽど大量のガスを排出することになるんじゃないのか?

札幌のデモでは農民連の皆さんに混じって「食糧主権を守れ!」なんて叫んできたけど、今ごろになってやっとその意味がわかってきた。
グローバリゼーションの渦のなかでメキシコのトウモロコシが、フィリピンのコメが大打撃を受け、ともに食糧の純輸出国から純輸入国へと転落した。ともに伝統的な農業生産を破壊され、主食を外国から輸入せざるを得なくなったのだ。(『世界』8月号、ウォルデン・ベロー論文)

漁業のゼネストでも驚いたけど、日本の一次産業がかなりマズイ事態になってきているような気がする。

(7月31日追記)
WTOは中国とインドの反対により決裂したとのこと。まずは一安心だが日本政府が譲歩しようとした事実は消えない。アメリカ大統領の交代があるので数年はペンディングされるようだ。「貿易の自由化」が途上国の豊かさに貢献していくというメディアの書きぶりには、まるで納得がいかない。


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at 23:51, 主義者Y, 国際政治

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comment
なのなの勢力, 2008/08/02 3:03 AM

激変は不幸を生む・・・というのは鉄則だと思います。何に向かって、どう変わってゆくのかという意識なしに、外部的強制によって、現在営まれている「生」(生命の生,生活の生でもいいし、皮膚感覚の「なま」でもいいですが)が破壊されることは許されないことだと思います。日雇い派遣の出現なんてのは、まさにこれでしょう。

>グローバリゼーションの渦のなかでメキシコのトウモロコシが、フィリピンのコメが大打撃を受け、ともに食糧の純輸出国から純輸入国へと転落した。ともに伝統的な農業生産を破壊され、主食を外国から輸入せざるを得なくなったのだ。

これなんか、まさにそうだ!そういったものを見逃さず、うちすえねばなりませぬ。

主義者Y, 2008/08/03 10:23 PM

なのなの勢力さん お元気でしょうか。

なんでも民営化、なんでも市場原理には、もうウンザリです。「規制緩和」「自由化」による労働破壊・産業破壊はシャレにならない段階にきています。サヨクから左翼への回帰が必要なのかもしれませんね。

setuko, 2008/09/01 9:26 AM

食料自給率40%なんて先進国?と言えるでしょうか。農業、漁業の危機は、灰谷さんはかなり以前から色々な本の中で書いています。
追伸 娘夫婦は長崎に行ってきたそうです。原爆資料館と北村声望の平和の像を見てきたそうです。生前の北村声望さんのアトリエの側で、一度お見かけしたことがあります。










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