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虐殺者が相手を非難する論理

イスラエルの様々な行為にはいつも怒りで神経線維が切れるが、これにはどうしようもなくプッツンときた。

<イスラエル>空爆民家はヒズボラの隠れ家 人間の盾と非難

「殺させるように仕向けた連中こそが悪いのだ」と言っている。
こんな論理がまかり通るのなら、この先いくらでも民間人を「誤爆」したあとに「それは人間の盾としてテロリストが利用したのだ」と言って、自分の正義を主張できる。
気がねなく正々堂々と非戦闘員を殺す戦争を展開できるわけだ。
こんなムチャクチャなことがあるか。

そこが実際にヒズボラの「隠れ家」であったかどうかなどは、あとで誰かが調査して責任者は訴追されるのか?
イスラエルの後ろ盾となっている親分が、もっと大きな戦争で(大量破壊兵器はある!)というウソをついたのだが、その責任は今もって問われない。
だから子分も安心してウソがつけるのである。

こういった論理を放置・黙認しておきながら、殺される側の人間は絶望するな、テロに走るな、冷静に対話しろ、と注文つけるほうがおかしくないか。
ウソをついた者が罰せられない世界は、人間の倫理が根本から崩れ落ちるのだ。

48時間の空爆停止とは、「そこに留まっていたらカナの子供たちのように殺すから、48時間以内に他所へ行け」という脅しのメッセージだろう。イスラエル地上軍が労せずしてレバノン南部を無人地帯化するための戦術としか思えない。ヒズボラの戦闘部隊だけが残るかたちが、いちばんイスラエルにとってやりやすいのである。占領・治安維持にかかる兵員負担をなるべく軽くしておきたいからだ。その土地に住む人々の生活破壊などは眼中にない。逃げられない者、逃げ遅れた者が命を落としても、それは「避難しなかったのが悪い」ということになるだろう。
シリア方面への道路も攻撃を受けている。逃げろと言っておいて、逃げるための交通手段を破壊しておく。そこで殺される人間は、避難勧告に従わなかった悪い人間なのである。


レバノン南部に6000人 空爆停止期限切れ イスラエル侵攻



at 13:05, 主義者Y, イスラエル

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kamaton, 2006/08/05 9:42 PM

レバノン情勢のビデオです。転載情報。どんどん転載してください。

Internet Clearing House

http://www.informationclearinghouse.info/










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アッテンボローの雑記帳, 2006/08/03 10:15 PM

 来週月曜日18時30分に「しないさせない!戦争協力関西ネットワーク」が主催して