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国家公務員はビラを撒いてはいかんのか?

よく覗かせていただいている「ペガサス・ブログ版」の記事で、「しんぶん赤旗」号外を配って逮捕された事件の地裁判決が出たことを知った。

政党機関紙を配布した社保庁職員に有罪判決 東京地裁(asahi.com)
ビラ配布に不当判決(しんぶん赤旗)

恥かしながら、国家公務員法に定める「政治的行為の制限」について改めて意識をした。

(政治的行為の制限)
第102条 職員は、政党又は政治的目的のために、寄付金その他の利益を求め、若しくは受領し、又は何らの方法を以てするを問わず、これらの行為に関与し、あるいは選挙権の行使を除く外、人事院規則で定める政治的行為をしてはならない。

「人事院規則で定める政治的行為」はこちら

これらを見ると国家公務員という職業についている限り、投票行動以外の政治活動は事実上いっさいできないことになる。詳細な禁止項目が人事院規則のほうに列挙されているが、立法府の関与しない「規則」で決められていることも大いに疑問がある。表現の自由にかかる最も大切な権利が、官僚の采配で決められてしまっているのだ。
職務をつうじての政治的行為は制限されるべきだとは思うが、ここまで全面的に禁止してしまうのは憲法違反ではないか。むかし勉強した「猿払事件」最高裁大法廷判決(74年)以来では初めてのことらしい。これは「ペガサス・ブログ版」でも言われているとおり、「左派や民主勢力がいままでこの違憲の法令を放置してきたことも問題である。」

共産党では自派活動家の事件なので敏感に反応し、大きく「しんぶん赤旗」で取り上げている。だが、法政大学での学生大量逮捕などの事件には触れていないそうだ。逆に非共産党の陣営でも、いかに同党に対して反発の意を抱いていても、この事件については関心を持たねばならないと思う。共産党であろうがなかろうが、この類の弾圧は全ての民主勢力が敏感でなければいけない。
くどいようだがマルティン・ニーメラーの教訓を以下に示す。


ナチが共産主義者を捕まえにきたとき、わたしは沈黙していた。
わたしは共産主義者ではなかったからだ。

ナチが社会民主党員を逮捕したとき、わたしは沈黙していた。
わたしは社会民主党員ではなかったからだ。

ナチが労働組合員を捕まえにきたとき、わたしは沈黙していた。
わたしは労働組合員ではなかったからだ。

ナチがわたしを捕まえにきたとき、抗議してくれる者はもうだれもいなかった。



at 22:11, 主義者Y, 弾圧

comments(3), trackbacks(3), -

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comment
九郎政宗, 2006/07/02 3:57 AM

総理大臣が滅亡したファシスト国家の政教一致カルト施設に公式参拝するのはかまわないが、
公務員が休日に私人として行った政治活動は罪になるのかwwwww


法の衡平の観点から見て、
まるで狂ったような判決だな、と(@∀@)

yamamoto, 2006/07/02 6:49 AM

引用ありがとうございます.ニーメラーの詩の書き出しは「共産主義者」でなくてもいい,という単純なことに気付かない人が多いように思います.
http://www.geocities.jp/chikushijiro2002/university05/hosei-univ.html

主義者Y, 2006/07/02 1:22 PM

九郎政宗さん コメントありがとうございます。

おっしゃるとおり総理大臣(特別職公務員であり、国家公務員法の適用は受けませんが)の公式参拝が憲法に抵触しないとされる一方で、国の機関で働く労働者はいっさい政治活動まかりならんというのはあまりに衡平を欠いていると思います。

yamamotoさん いつも興味深く読ませていただいてます。

「予防拘禁」的な逮捕を決して許さないこと。それが誰に対してであっても許さないことが護憲派の芯に根付かなければいけませんね。










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低気温のエクスタシーbyはなゆー, 2006/07/02 6:16 AM

「国家公務員が政党ビラを配った行為に有罪判決が出た。昨年暮れの市民運動家に続く『ビラ配布有罪』だ。政治的主張がこういう形で次々と封じられていくと、自由な言論は委縮してしまわないか」。 ☆ビラ配布有罪 自由が委縮せぬように(東京新聞・社説) http://www.

ペガサス・ブログ版, 2006/07/02 6:42 AM

休日に「しんぶん赤旗」号外を配ったことが国家公務員法違反だとして社会保険庁職員が起訴され,裁判が行われていたが,一昨日の29日,東京地裁の毛利晴光という裁判官は有罪の判決を出した.国家公務員だと休日にビラ配りをする自由もないらしい.PTA活動,町内会活

ペガサス・ブログ版, 2006/07/02 6:45 AM

(大学関係のメールリストへの投稿をそのまま転載します.) 法政大学事件に関連して,6月26日,同大学の法学部教授会で2人の法学部生への退学処分が検討されましたが,継続審議となったようです.3月14日の法政大学での学生大量逮捕事件に関連しては,去る5