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「暴力」について〜四トロ掲示板への投稿

もっぱらのROM者ですが、私がよく訪れるところに「四トロ同窓会二次会」という掲示板があります。猛者の多いところなので、書き込みには敷居の高さを感じてしまうのですが、書いちまいました(笑)

直には管制塔被告連帯サイトに掲載された「管制塔占拠闘争は暴力行動か」をめぐって考えたことを書いたものです。
ふたたびお邪魔します。
ある意味Aさんの「非暴力」に近い立場の者ですが、黙ったままでいるのも居住いが悪いので書かせていただきます。

私も三里塚へ行ったことはありません。正直に言って「正義は管制塔占拠の瞬間も今も私たちの側にある」という評言には違和感を抱き続けていました。(グッズは買ってしまいましたけど・・^^;)
ただ激しく闘争が行われていた当時、その実力闘争戦術に対して賛成とも反対とも積極的に発言はしなかったし、その背景に関心を持とうともしていなかったことへの負い目がありました。私にとっては「今、二千人が管制塔に駆け上がった」という言葉を見たときに、自分も迎え入れてもらえたのかなという気持ちを持ったのです。そのへんはAさんと異なるのかもしれません。

いま、カンパ運動がひとつの区切りをつけた段階ですので、未来へむけた様々な議論が必要になってくるのではないか、と思います。
吉川勇一さんの言うように「もの」を壊す行為と「ひと」を傷つける行為に一線を引き、「非暴力」の重要な指標にしようという提起には共感を覚えます。ただ現実には、怒りの衝動が「もの」から「ひと」へと転移していく恐れも充分に持つべきだとも・・

もうひとつ、菊地原さんの文中の

「そこでは、民間人は傷つけないという厳然とした原則があり、管制塔占拠部隊だけではなく、全ての参加者がその原則を守って行動したのだった。」

ここのところに志操の高さを感じつつも、いっぽうで「それは戦場における軍人の倫理なのではないか」とも考えてしまったのです。Aさんもそうだろうと思うのですが、私も、そういう戦争が起きる前にその戦争を防ぐことはできないのか、と考えるほうが大切なのではないかと。少なくとも「いま」の時点から、予め実力行動の余地を準備しておくのは力点の置き方が違うのではないかと思います。それがじっさい、Aさんのような意志を遠ざけてしまう結果になってしまっているのではないでしょうか。

コミックですが、私の心の典拠としているものに「石の花」(坂口尚)という作品があります。その中に

「もし殴られた奴が納得することがあるとしたら
 それはゲンコツにじゃねェ 絶対ゲンコツにじゃねェ!

 ゲンコツを見舞った奴の 何かがその力に なるんだ」

というくだりがあります。私はゲンコツを支持したのではありません。

冷ややかな「平和」主義者よりは、血の気の多い大馬鹿者のほうの味方になりたいと思ったのです。

(追記)
まったくもっての大慌て者ですが、既に連帯サイトで「暴力」をめぐる議論がされているのに気がつかず上記の投稿をしていました。リンク先の菊地原さんの文だけでは、どうして「実力行動」にかかる論理がでてくるのか誤解を招くところもあろうと思います。申し訳ありません(滝汗)
こちらもあわせてご参照ください。

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at 15:39, 主義者Y, 三里塚

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comment

板門店のとろちゃんの、サイトへ闘争したかも。

南野洋二, 2005/12/09 11:24 PM

主義者Yさんこんにちは。

>ゲンコツを見舞った奴の 何かがその力に なるんだ

石の花ですか。
うーん、三里塚闘争の場合も60年安保闘争も、ゲンコツを権力に対してぶつける事により、そうせざるを得ない事を支持する大衆が結集していったとも解釈しています。
この場合、大衆に支持されうるものかどうかが重要な部分なのだろうと思います。

主義者Y, 2005/12/10 2:09 AM

南野洋二さん はじめまして

>そうせざるを得ない・・・そういう真実が伝わっていくことの難しさも感じています。私自身にしても、今更ながらに『壊死する風景』など目にして、三里塚のあの闘いを見直しています。
少なくとも私のところにまでは、あの闘いが届くのに27年かかりました。27年後の人間までも引き寄せたという意味では偉大な闘いであったと思うし、いっぽうでは27年もかかってしまった、とも考えてしまうのです。自分のボケさ加減を棚に上げてですが。

アッテンボローさんのブログでのコメントを拝見しました。若輩者の軽率な言辞をお許しください。
お体を大切になさってください。










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