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スーダン・ダルフール紛争を見る眼

恥ずかしながらスーダンのダルフール紛争(ジェノサイド)について、何も知らなかった。↓のサイトで同紛争についてまとまった情報が得られる。「極東ブログ」のfinalventさんが立ち上げたWIKIサイトだ。

http://wiki.fdiary.net/sudan/

ダルフール紛争はスーダン西部ダルフール地方で現在進行中の民族浄化です。民族浄化とは、特定の民族を虐殺など暴力によって駆逐していく行為です。

発端は民族紛争でしたが、現状、スーダン政府が支持するジャンジャウィードと呼ばれるアラブ系民族民兵が、地域の黒人住民(黒人のイスラム教徒を含む)を迫害しています。

2004年8月時点での概算で50.000人以上が既に殺害され、120万人以上が家を追われています。被害は止まりません。
もともとはアメリカのPR会社が編み出した「民族浄化」という言葉を使うことは慎重にしたい(6月20日エントリー)が、今まさに進行している事態としてイラクの状況と同様に注視すべきではないのか。
TBさせていただいた「助産婦じょじょのアフリカ日記」へのコメントで、「おそらくこの地球上で、日本といちばん関係が薄い地域はアフリカなのでしょう」などと書いたらお叱りをうけた(^^;;)
そう、正確には「日本左翼にとっては」と書くべきだった(汗)
あるいは「意識上の」関係がと。
60年代末、激しく燃え上がるベトナム反戦運動の向こう側で、ひとつの独立戦争が終焉した。ナイジェリアからの分離独立を求める「ビアフラ共和国」が連邦政府軍の封鎖をうけ、200万人の餓死者を出して壊滅した。フランスが独立派を支援し、イギリスとソ連が連邦を支援していた。
当時の左派反戦運動がビアフラ戦争をどう受け止めたのか私は知らない。だが、少なくとも記憶としては受け継がれなかったのではないか。

「アメリカ帝国主義」あるいは、中ソ「スターリニズム国家」の策動・角逐が関連する地球上のさまざまな紛争に対して、日本左翼運動は敏感に反応してきた。自分の対峙する「敵」の悪に対しては、鋭く見据え弾劾の声を挙げた。だが、それが世界のすべてだった。
今でもその性向はひきずっているのではないかと思う。

世界資本主義あるいはグローバリズムの文脈でアフリカが登場することはあるかもしれない。だが、それ以上に具体的な問題意識の相貌として浮かび上がることが少ないと思われるのは、私の勉強不足によるものだろうか。特にサハラ以南は。
ただ、多少とも自己弁護させていただければ、日本との歴史的・文化的交渉がいちばん薄かったのは、やはり五大陸のなかでアフリカではなかっただろうか。基底的にはそこからくる問題意識の持ちにくさだと思う。

スーダンはイスラーム原理主義のテロ支援国家として、アメリカから攻撃を受けたこともあった。製薬工場を爆撃してスーダンの医薬事業の枢要を破壊したことは、アメリカ軍の傲慢な力の政策の結果だった。その記憶は印象的に刻みつけられている。しかし、かつてビアフラがベトナムの影に隠れたように、いまダルフールはイラクの後ろに見えなくなっている。ロンドンのテロのあとではなおさらだ。ユーゴでおきた悪夢がくり返されている。大規模な性暴力すら。
アメリカや中国、ロシアなどの大国を、糾すべき「主敵」とする視野からはこぼれ落ちる裂け目がある。行動のしようによっては止め得べき悪や悲惨の可能性を見逃すこともある。

・・・と、もっと展開したいのだが、とっくに病室の消灯時間は過ぎてしまった(泣)とりあえず「左翼」の視野狭窄だけは指摘(自己批判)しておいて、今日はおしまい。

ああ、早く歩けるようになれば自宅に買っておいた本もあるし、関連書籍も買いにいけるのになあ(仕事は?>じぶん)
WEB学習する時間はたっぷりあるけれど、「耳学問」だけで構築したくはないのです。


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at 23:16, 主義者Y, アフリカ

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comment
jojo, 2005/07/12 7:36 AM

おはようございます。

>世界資本主義あるいはグローバリズムの文脈でアフリカが登場することはあるかもしれない。だが、それ以上に具体的な問題意識の相貌として浮かび上がることが少ないと思われるのは、私の勉強不足によるものだろうか。特にサハラ以南は。

いえ、主義者Yさんのおっしゃるとおりだと思います。
今回の私の意見は、まさに、「世界資本主義あるいはグローバリズムの文脈」ですね。

感情的にアフリカに、思い入れがあるだけの人間ですので、このように文章化されたものを読ませていただくと、自分の考えをまとめるのに参考になります。

ありがとうございます。

入院中ということ。
ご自愛いただきますように。

主義者Y, 2005/07/12 10:41 AM

jojoさん ありがとうございます。
感情的に○○に思い入れがある、「濃い」人に出会うと嬉しくなります(笑)
論理も感情も相携えて深めていける、そんな人間になりたいですね。
アフリカへの熱をすこし分けてもらいます(^^)










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非国民のチャンネル, 2005/07/13 5:06 AM

今回は試聴出来るアルバムを紹介します。 スーダン出身、現在はスーダンとスペインを行き来しつつ音楽活動を続けている女性シンガー、Rashaの(おそらく)最新作。2000年作品。