ここ一か月は、10年前にうつ病になったときと同じくらい激しく働いている。
やるべきことはこなせないほど次々にやってくるが、自分がやりたいこと、欲求することがなくなってきた。
仕事も労働組合も管理組合も、すべて辞めてしまったら楽だろうなあ。
自分の代わりにやってくれる人はいないだろうけど。みんな人任せだからね。
家族のこととかテレビのこととか、そういう話を身の回りで聞くと
ああ、自分はべつの世界の存在なんだなと思う。そんな暇ないし、なんか、自分には生活そのものがないという感じ。
いきなり私がこの世からいなくなったら大混乱だろうな。
これだけの仕事量を尋常の人間ができるとは到底思えない。
仮に自分に自由な時間ができても、何かやりたいことそのものが、ない。楽しいこと自体がない。
それでも闘っていかねばならんのだろうなあ。
きょう、なんとか時間を作って入院した母親の見舞いに行ったら、病室の片づけをしていた。
え?と思ったが、まさか「ここに入院していた私の母親は退院したんですか?」なんてマヌケなことは訊けない。
けっきょく入院したときも退院したときも、父も兄も誰も私には知らせてくれなかったのだ。
知らせたところで何もあてにされていない人間だからだ。それが当たり前になってしまった。
それでも闘いつづけていかねばならんのだろうなあ。
どこにも到達できず、結果的には敗北しかないとしても、だ。