日本国憲法第12条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。
大飯原発再稼動反対に昨日集った人々の写真です。末尾に動画もつけました。
私は7時すぎごろ到着したのですが、国会議事堂前駅の3番出口からは人があふれて出られない状態だったらしく別の出口から地上に出るよう誘導されました。プラカードを持って改札に向かって降りてくる人々も多く、それぞれの都合で来る人帰る人が入れ替わってトータルで参加した人は凄い数になったと思われます。
地上に出て、いきなり反対側の車道にも人が溢れる情景に驚きました。
ビルの上空にヘリが飛んでいます。報道機関のヘリでしょうか。ちゃんと報道してくれるのでしょうか?それとも今までどおり黙殺でしょうか?
海外メディアが「日本の首相官邸前に15万人!」と報道したとしても、たいがいの日本人は知らないだろうという、シャレにならない現実の情けなさ。
知人に写真つきメールを送ったら、「原発反対?それとも消費税増税反対のデモかな?」と返信されました(苦笑)
どれだけどこまで人が集まっているのか歩いてまわって確認してみよう、という気がしょっぱなから失せるほど人だらけで、定点観測することに決めました。
首相官邸に向かう国会議事堂横の道が、かろうじて自動車が一車線でゆっくり通り抜けていた状態から、やがて全車線に人が満ちるほどになってきました。
こんなことは、おそらく60年安保以来じゃないでしょうか!
「紫陽花革命」
私たちも、タハリール広場やウォール街占拠のうねりに連なっていけるでしょうか。
山本太郎氏が、「みなさん、がんばりましょう!」と握手しながら通り過ぎていきました。あとで知ったのですが、彼は明るいうちにヘリに乗って上空から実況中継していたのですね。
労組や団体ののぼり旗など1本もありません。日本において「動員」でなく、これだけの人々が個人の意思で集ってきたのは、まちがいなく歴史的事件であろうと思います。
マスメディの感性の貧しさよ・・・ほんとうに権力の下請け機関に成り下がったか。
帰るときも人多すぎで大変(笑)
「解散したらプラカードは下ろしなさい」・・・なんて警官が言える空気ではまったくありません。
デモ参加者が道端で誘導している警官に、フツーに最寄の地下鉄駅を尋ねているのが可笑しかったです。なんかのイベントの帰りみたい(笑)
解散地点でマイク握っていたのは雨宮処凛さんだったのかなあ。
帰り道も歩道が人で埋まってのろのろとしか進めません。もう、てきとうな方向に歩いて、発見した地下鉄の駅から帰ろうと決めました。
わたしも参加しました。天気がよくて気持ちよかったですね。
きょうのサンデーモーニングで岸井成格が「デモを報道するしないの基準は党派性の有無」「さいきん労組や政党主体の集会・デモがめっきり姿を消していくなかでも、その基準が生き続けていた」趣旨のことを言っていました。
それがそうだとして、じゃあそういう基準の見直しをしてこなかった報道機関の「惰性」は何よ?と、怒りのボルテージが上がりました。
なんじゃらほい、「苦し紛れの言い訳」にしても、もう少し気の聞いた言い方できんかなあ。40年前のべ平連からしてすでに、そういうくくりに当てはまらなかったんじゃない?下って80年代ヨーロッパの反核運動しかり。
89年のルーマニアには、合法的には一つの「党派」しか許されなかったわけだから、ブカレスト市民の怒りの行動がどんな党派の主催だったというのか。
水俣病取材に始まる岸井氏の記者キャリアも泣くというものです。
といいますか、そもそも「党派」主導の運動だって報道はすべきだろうと思うのです。ことさらに無党派であることが持ち上げられ、論点がぼやかされて議論に移行できず、「気分」に依拠する応援や攻撃にとどまってしまう日本の政治文化の貧困と通低しているのではないでしょうか。
岸井成格氏の発言を考えるエントリーをあげました。
書きながら考えたら長くなって1回では収まらなくなりました。
政府への批判を含む行動を「党派性」と呼んで来たんでしょうね.岸井さんのは単なる言い逃れ.人はダメになるものです.
関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を2日後に控えた29日夕、東京・永田町の首相官邸前で毎週金曜日に行われている再稼働への抗議行動が一気に拡大し、官邸前から霞が関への車 ...