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軍事基地しか守れないPAC3

PAC3部隊、浜松基地から出動…秋田・岩手に展開

北朝鮮が「人工衛星」名目で弾道ミサイルの発射準備を進めている問題で、東北地方に配備される地上配備型のパトリオットミサイル3(PAC3)部隊が29日朝、航空自衛隊浜松基地(浜松市)から出発した。

 午前7時過ぎから、迎撃ミサイルの発射機やレーダー装置などを積んだ計56台の車両が続々と浜松基地を出発。一部の車両はフェリーに乗り、海路で東北地方へ向かう。

 同基地のPAC3部隊は、陸上自衛隊秋田、岩手両駐屯地と空自加茂分屯基地(秋田県)に配備される。

射程距離が20キロだということをどうして合わせて報道しないのだろう?

これは北朝鮮のロケット発射を奇禍とした演習&デモンストレーションではないのか。
イージス艦の迎撃を最終段階で補完するのが役割だが、それはせいぜい自衛隊の基地周辺を守る機能しかない。

「日本に落ちる可能性はきわめて低い」と政府は認めている。どこに落ちるかわからない飛行物体を打ち落とすために「一部の車両はフェリーに乗」って、数日もかけて配備を完了する。

PAC3は軍隊を守るためのものであって、市民は守らないのだ。

at 10:09, 主義者Y, 自衛隊

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浜松基地訪問

 旅先で撮った写真が溜まりに溜まっておりまして、何もせずにいるのはやはり勿体無いので貼ります。

じつは8月に航空自衛隊の浜松基地に行っておりました(笑)
べつに特段の目的があったわけではなく、単に使い残しの「青春18きっぷ」を処理するために浜松まで行ったのです(汗)
浜松に行ってみて、そこではじめて見学できる航空自衛隊の施設があると知ったのでした。
例によって写真だけは膨大に撮りまくってきたのですが、航空自衛隊をめぐって今回はいろいろ事件があったので、この際何点かのせてみます。

しかし、何をしに全国をほっつき歩いているんだ?>じぶん



天井からは零戦が。



F104だったかな?のコクピット。中に入って座れます。



こういうのもタダで体験できてしまうのだから宣伝広報予算が潤沢なのですね。



こちらでも楽しめます。子どもが喜びそうですな。



本物のフライトスーツを着て、記念写真も撮れちゃうんです。



一応この辺はそれらしく・・・文民統制には従ってくださいね。



いちおう軍装マニアでもありますので。しかし、この礼装のロングスカートはなんだか気味悪い。



おお、なんだかスマートなデザインの対空機関砲だな、と思ったらラインメタル製すなわちドイツの兵器メーカーのものでした。うーむ、やっぱりミリオタの魂は百まで・・・(笑)



図書コーナーには定番の「丸」と「軍事研究」が!



滑走路の一部。この日は非常に暑かったです。



こんな写真を撮るのは私ぐらいなものか。
それではさようなら。


そうだそうだ、こんなニュースもあったんだ。ここの第一術科学校の校長だな。
懲りない国家公務員 空将補セクハラで更迭 公表せず


at 00:34, 主義者Y, 自衛隊

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統合幕僚学校の教育カリキュラム

今朝、やっとまとめて件の田母神参考人招致のテレビ映像を見ていましたが、「Yahooでは58%の人が私の発言を支持している」なんて発言もしていたのですね。もう、絶句・・・
これは虚勢を張った政治家的アピールじゃなくて、天然でそう思っているのでしょう。
あまりにもナイーブに過ぎませんか? 軍事の専門家としても、あまりの状況把握の能力のなさに唖然としませんか? これ、本当にヤバいことですよ。

 職業人としても話にならないほど愚昧な人物が航空自衛隊のトップに就任してしまう、そういう危うさにまず警鐘を鳴らしておかねばならないと思います。これが第一。

そのうえで、次に参考人招致の内容について。共産党の井上哲士議員がキチンと追及してくれています。以下はとりあえず目についたサイトから。
15年戦争資料@wiki - 産経【田母神氏招致・詳報】(9)(10)(11)
リンクだけ貼っておくのではなく、重要な内容なので引用しました。ぜひ読んでみてください。(若干誤字入力があるようです)

井上氏
「田母神氏は平成16年の雑誌で『統幕学校では今年の一般過程から、国家観・歴史観という項目を設け、5単位ほどわが国の歴史から伝統への理解を深めさせるための講義を計画した。主として外部から講師を呼び実施している』。これは事実か」

 田母神氏
「はい、事実です」

 井上氏
「この一般過程の創設を主導したということでよろしいか」

 田母神氏
「はい。日本の国をですね、やっぱりわれわれがいい国だと思わなければですね、頑張る気になれませんね。悪い国だ悪い国だと言ったんでは自衛隊の人もどんどん崩れますし、そういうきちっとした国家観、歴史観なりをですね、持たせなければ国は守れない、と思いまして私がこの講座を設けました」

 井上氏
「当時、統合幕僚学校長だったわけだが、陸海空のすべての幹部教育の体系を改定したということ。この教育はすでに4年間行っている。教育目的としては、上級部隊指揮官または上級幕僚としての職務を遂行するに必要な広範な知識、技能を習得させるとなっている」

 「具体的に平成16年度の教育目標をみると、健全な歴史観・国家観を育成し、防衛戦略研究および将来の部下指導に資する、となっている。平成20年のものをみると、例えば『大東亜戦争史観』『日本国憲法の本質』とある。ほかの年度をみると『東京裁判史観』という項目もある。こうした呼び名自体が侵略戦争を否定する中で使われる言い方だ。大臣は先日『今後とも、村山談話などの政府見解を踏まえた適切な幹部教育に務める』といわれたが、こういう内容の歴史観、国家観教育が適切とお考えか」

 浜田靖一防衛相
「いやあの、私もですね、今、委員からお話があったようなそのカリキュラム、中身については私も把握しておりませんので、今、その件に関して私の考えは申し上げられません。中身をみさせていただいて、どういうことなのか、ということは確認したいと思いますけれども、今この場で、発言はひかえさせていただきたいと思います」

 井上氏
「何が行われているかを把握していない。重大だ。資料では、講師名は伏せてある。なぜ伏せる必要があるのか。実は、平成18年の内容の一部は、大正大学の福地惇教授が4月17日に行ったとホームページで明らかにしている。講義目的は、第1に昭和の戦争は東京裁判の起訴状と判決によるような侵略戦争ではまったくなく、自存自衛のためにやむを得ない戦争だったこと。それが了解できれば、現憲法体制は論理的に廃絶しなければならない虚偽の体制だと断言できることを論ずることであります、と言っている。論文で明らかにしたにとどまらない、村山談話にも政府見解にも反するような、特異な歴史観を自衛隊幹部全体に職務として教え込むというやり方が、田母神氏が主導したといわれる。大臣、重大だとは思わないか」

 浜田防衛相
「その部分につきましてはですね、われわれ、統幕学校において平成15年度から一般過程でですね、歴史観国家観という科目を設けられておりまして、その科目がわが国の歴史について部外講師を講義などに実施している、ということも招致しております。ただ部外講師による講義は、歴史認識を含めさまざまな事項についてバランスの取れた見解と幅広い視野を有する自衛官を育成するために有意義であると考えております。他方、部外講師の選定については、自衛隊員が偏向した歴史認識を有することなく、歴史を客観的に理解することができるよう考慮しつつ、慎重に行う必要があると考えているところであります」

 「今、ご指摘にあったことがですね、逆に言えば、これを確認するという意味ではまだわれわれとすればそういったことも意識のなかにございませんし、逆に言えば、今、先生からご指摘のように、これは重大なことではないかといえば、まだこの影響がどのようにでているか把握をしておりませんので、今この場でお答えすることは控えさせていただきたいと思います」

もう4年も前から、自衛隊の内部では政府見解に反する内容の教育カリキュラムが組まれていて、しかもそれを防衛大臣(防衛庁長官)は把握していなかったということだ。

自衛隊の側から積極的に省へ報告しなかったということと、省(庁)のほうでも隊員教育に対して関心を持ってこなかった(あるいは知っていても黙認していた?)ことの両方でしょう。講義の個別の内容まで大臣が把握していなければならない、ということは私は言ってません。しかし「歴史観国家観」という先鋭な対立議論のおきる領域で新に単位を創設するというのなら、その目的や方向に重大な関心をもつべきではなかったでしょうか。知らなかったでは済みません。知らなかったのなら、知らせなかった者の責任を問わねばなりません。

「司法の判断なんか関係ねぇ」「村山談話(という政府見解)は言論弾圧の道具だ」という発言はエキセントリックな個人の問題ではなく、そういう発言を特異なものとしない組織の問題です。ここから「政府の命令はきかない」という独断専行までは、ほんの僅かな距離しかありません。
佐藤ヒゲ隊長の「駆けつけ警護」発言がありました。現場の判断であわや実際に自衛隊が戦闘行動に入る危険性もあったのです。もしも彼のような立場で、上官もまた集団的自衛権の行使に疑問を持たない人間であれば、この先派遣自衛隊が政府の指示を待たずに戦争に参加していく可能性は充分あり得ます。

この問題は徹底的に追及していかねばなりません。


at 10:40, 主義者Y, 自衛隊

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田母神問題

すこし早めに目が覚めたので、ひとことエントリー。

いちばん根本の問題は、石原莞爾ではなく辻政信のようなバカが軍のトップに就けたということだ。

反戦派としては石原莞爾だって困るのだが、辻政信はもっと困る。
田母神氏の場合、突出した言説を貫くことによって同じ極右派仲間の協賛を得て物議を醸す、そういう一点突破「戦略」しか考えてないようなので辻政信以下かもしれない。

彼の論文も読んだが、渡部昇一先生や「正論」記事をつぎはぎしたような高校生並みの作文ではないか。こういう人は北一輝、大川周明あるいは三島由紀夫といった右派の人々の論説にも無縁なのであろう。要するに無教養なのである。こういう人間が叫ぶ「伝統」って一体何だ?

当人の述べる「言論の自由」に関してだが、社会人としての常識がない。
例えば環境の保護をウリにして商売する会社で、「いやあやっぱり利益が第一で、環境保護なんてキレイ事言ってたら会社が潰れてしまう」と公言してはばからない役員みたいなものだろう。それは会社としては困るから役員辞めてくださいというのを、「言論の自由の弾圧だ」とスジ違いの不満をぶつけている。

こんな情けない人事はやめにしてくださいな。
自衛官だってこんな人の命令で死にたくはないでしょう。

ありゃ、「ひとこと」でなくなっちゃった。


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at 07:19, 主義者Y, 自衛隊

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航自幕僚長の

アホさ加減にはホトホト呆れるわ。
リアルな実力組織の長としても「政治」的判断力のなさは致命的なのでは?
本当にマズいぞ自衛隊。

と三行エントリー。

at 01:32, 主義者Y, 自衛隊

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「駆けつけ戦闘」佐藤発言

さきほどのTBS「サンデーモーニング」で佐藤発言が取り上げられてましたね。
自衛隊の内部マニュアルのこと、弁護士グループの公開質問状のこと、小泉前首相がその受取を拒否したことも報じていました。続いてメディアがこの問題を追っていくことを求めます。

道新が社説で佐藤正久「巻き込まれ」企図を批判!〜続くのはどこだ…
(情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士)

秋の臨時国会でただちに論戦すべきこと(保坂展人のどこどこ日記)

自衛隊が自分たちの判断で勝手に武力行使しないこと。これを絶対に曖昧にしてはいかんのです。陸自がサマワに出かけただけで、邦人が現地で人質になったり殺されたりしました。
自衛隊が武器で人を殺してしまったら、ほんとうに日本はテロの対象になりますよ。憲法9条の平和主義があるから武力行使には抑制的であるという、かろうじてまだあるかもしれない日本への信用・期待を一気に失くしてしまいます。勇ましい戦闘を夢見る人は、そういう想像力があるのでしょうか?それこそ本当の「平和ボケ」ではないですか。

自衛隊が出先で意図的に戦闘に「巻き込まれる」ことは、日本本土に住む私たちを不安と緊張に満ちた「対テロ戦争」の日常に「巻き込む」ことになるのです。各種交通機関や人の集まる催しなど、日本社会のあちこちで緊張感がケタ違いに跳ね上がることは目に見えてます。自衛隊・米軍基地周辺の警戒も厳重化され、不安に駆られた人々は沖縄にも観光に行かなくなるでしょう。9・11のあとは実際に沖縄の観光産業は大打撃を受けてます。それに類する事態が日本列島全体を覆うことになります。「テロ」への不安と猜疑に覆われ、そのための予防・対抗措置にかけるコストは、円滑な経済活動・自由な市民生活を阻害することになるでしょう。
そんなことを現地指揮官の裁量でやられたら、たまったものじゃない。

何度でもくり返して言います。これは戦後日本の「平和」な社会の空気を、根底からくつがえす暴挙になりかねない・危機であるという認識を強くもつべきです。鈍感であってはいけない。

絶対に自衛隊に人を殺させてはいけません。


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at 10:34, 主義者Y, 自衛隊

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