行ってきました。
地下鉄の改札を出るあたりから何やら地上が騒がしい。スピーカーの声だとは判るけれどガラの悪い怒号が聞こえます。階段を登って外に出ると、案の定右翼の街宣カーです。日比谷公園の入り口に3台並んで、うるさいの何の。
すこし彼らの写真を撮らせてもらって会場に向かいますと、ビラを撒く人の列。あれもこれも受け取っていくと、あっという間にビラが束になりました。
3.14法大弾圧救援会や
東北大学有朋寮のものがあるかと思えば、革マル派も(笑)
会場の野外音楽堂に入ったのはちょうど開会の1時半だったのですが、すでに満員状態。座席の後方の手すりにも人がいっぱいで、なんとか壇上が見える位置に陣取りました。
集会での発言内容は
全国連絡会のHPでも紹介されると思います。でもやはり、集会のよさは肉声の迫力ですね。紋きりのスピーチではなく皆さんそれぞれに想いがこもっていて、ああこの人たちは闘い抜いてきて今日この場に集ってきたのだなあと、胸を熱くしました。
ワタクシ的には「ユニオンぼちぼち」のアピールがよかったです。格差社会の底辺で軋む若者たちの叫びを、痛みをもって伝えてくれました。いま進められようとしている教育基本法の改悪は、教育における格差をさらに拡大していくものであると。
それから大分の方の発言で、30年ほど前の成人式で日本国憲法と教育基本法が記念品として配られ、「君たちはもう大人なのだ。だから、ここにあることを理解して、自ら実行していってください」という訓話があったという話。
いずれも個人の尊厳を大切にし、守り抜こうとする意思の強さを感じます。
真剣な訴え、聴衆の心を打つ訴えには、それに呼応するように力強い拍手が響きます。だから集会って、いいもんなのですよ(^^)
さて、2時間ほどの集会がおわって、いよいよデモに出発です。なにせ
8000人もの人々が集まったので、隊列が全部会場を出るのには相当な時間がかかります。私はまだ足の具合がよくないので早めに出ようと、前のほうに移動しました。個人参加の人でも加わりやすいように「おひとりさま歓迎」というプラカートも見えます。でもどうせ人でごった返しているので、どこに入っても関係ありません。
おお、あれは、
免許証の住所書き換えをしてなかったことで逮捕者を出した「
アジア連帯講座」ではないか。じゃあ、その近くで歩いていこうかと思いましたが、人が多くて近寄れません。ふと傍らを見ると「〜母親大会」の旗が。まあ、このへんでもいいやと(笑)
我々の隊列にはサウンドカーが先導し、DJの女性が教育基本法改悪反対のアピールを流していました。「わぁれわれは、たたかうぞぉー!」式のシュプレヒコールも元気が出てよい面はあるのだけれども、こういう方式はまた、沿道の市民も気軽にデモに参加できそうな雰囲気なのでとても良いと思います。
というか前日も地元でデモっていて、そのときは終始声を張り上げていたので、個人的にはありがたかったのでございます。まあ、一部には古式ゆかしいスタイルのところもあったようですが(笑)
手製のプラカードを作ったり、パフォーマンスに工夫をこらしても愉しいかもしれませんね。同じ思いの人々といっしょに歩くだけでも楽しいものです。いろんな人もいます。
東京駅近くに来ると、またもや右翼の街宣カーが。
「アホ面した教員どもがぁ!!」と怒鳴っています。ワタシ、教師じゃないんだけど。
思えば日教組の先生たちは大会のたびに、こんな罵声と妨害にさらされてきたんですね。
でもって、ようやく解散地点に到着。あとからあとから次々に隊列がやって来ます。
最後までは見ていられないので(笑)、最寄りの地下鉄駅から帰路につきました。
皆さま、お疲れ様でした。
でも今週は、
毎日なんらかの行動が組まれています。いまこそがヤマ場です。政治家はこのような行動の背後に、敏感に民意の動向を嗅ぎ取ります。決して少数者の意味のない抵抗ではありません。議席の数が自動的になんでも決めてしまうわけではないのです。ここでごり押しして強行採決したら、あとで強烈な反感としっぺ返しを喰らう、と思わせることは充分可能です。
闘えば勝てる闘いなのです。
集会でもいい。デモでもいい。抗議のFAXでも、あるいはブログで意思表示するのでもいい。隣人に語りかけるのでもいい。
各人ができるかぎりの闘いをくり広げて、この教育基本法の改悪を阻止しよう!
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