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「皆さんは国民に対して命令する立場に立つ」

橋下市長、新人に厳重注意「君が代を歌うときは気を付けの姿勢で」

大阪市北区の市中央公会堂では同市の新規採用者発令式が行われた。同市では3月に市立学校の教職員などを対象とした国歌起立斉唱条例が成立したが、式では約140人の新人全員が起立し、混乱はなかった。

橋下徹市長は「公務員たる者、ルールを守ることを示さないと。皆さんは国民に対して命令する立場に立つ。学生のように甘い人生を送ることはできない」と訓示。退出間際には「君が代を歌うときは、手は横に、気を付け(の姿勢)で」とくぎを刺した。

「気を付け」を求めるのも狂っていると思うのだが、公務員が「国民に対して命令する立場」とは・・・・!!!

産経新聞の引用が正確な言葉なのかわからないけど、絶句。
そのことについて何もコメントしない記事も異様と言うほかはない。どうせ産経だから、ということでよいのだろうか?

そしてその上からの「命令」に従順に従う規律正しき職員たち。アドルフ・アイヒマンのような。
自分で判断し責任をとる仕事のできない人間が公権力を担っていくと、どうなるだろうか。3・11のあと今日に至るまで、嫌というほど目の当たりにしているよね。
橋下を選んだ人たちは、その結果を味わうといい。
何度も同じように、あとで「騙された」なんて言わないでよ。

at 20:46, 主義者Y, 政治家

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なかった市長

このブログ記事は、はしなくも 大阪→東京→名古屋 という流れになりました(苦笑)

ろくでもない首長のいる都市ばっかりだなあ

このさい河村市長には南京市に乗り込んで、徹底的に「ボロンボロン」になってもらいたい。

東中野修道でも連れていくのかな。

あとで「騙されていた」とか言わないでね。

at 19:55, 主義者Y, 政治家

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職員アンケート開封凍結

職員アンケート開封凍結 大阪市労連の申し立てで

アンケートの扱いを委任されている(密告の『通報窓口』でもある)の大阪市特別顧問弁護士が回収データの開封や集計作業の凍結を発表したようです。橋下市長本人はアンケートの内容自体は正当なものだが凍結については顧問弁護士の判断に委ねているとうそぶいています。

「維新の会」にいろんな政党が卑屈に擦り寄ってきていますが

維新と公明「関西6選挙区で協力確認」 橋下、白浜両氏が会談

血圧が上がっちまいます。公明党も橋下批判はしませんね。脱原発も言わない。他党派を攻撃するときに「党利党略」という言葉をよく使いますが、自分がそうじゃないですか。一貫しているのは、その時々の多数派(になると思われる)勢力につく、ということだけのように思ってしまいます。

at 11:11, 主義者Y, 政治家

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腐った番組

今朝、みのもんたの「朝ズバッ!」を何気なく見ていたら、共産党の志位委員長が橋下アンケートを厳しく非難している映像が流れていた。へえ、と思って見ていたが、番組の出演者は誰ひとりアンケートそのものに言及しない。もちろん司会のみのも何もコメントしない。その内容を問うこともなく知ろうともせず、完全に無視・無関心。「維新八策」とやらの空疎な中身に賛辞を送るのみ。

ほとほと呆れたよ。
あんたらは、絶滅収容所で隣人が焼かれるのを黙って見ていたナチ市民と同じだ。
あとで「知らなかった」とは言わさないよ。

at 20:20, 主義者Y, 政治家

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昼休みの一言投稿(橋下アンケート)

 船中八策ばっかり報道して、大阪市職員への職務命令アンケートのことを何故どこも大きく取り上げないのか!こんなものを無関心のまま黙認してしまう多数の人々は絆なんて言葉は使わないでほしい。

(帰宅してからの追記)
橋下アンケート現物(pdf)

現物をご覧ください。組合活動家の氏名を密告させる「通報窓口」も設けています。
アンケートに回答しなかったら処分するとも脅しています。
こういうことをあなたの職場でもやられたらどうしますか?
こういうことを人が人に対して「命令」してもいいと思いますか?

12日の朝日新聞に橋下市長へのインタビュー記事がでていました。

「競争に勝たないと生活維持できない  とことん努力を」

競争に負ける弱者のことは考えてないようです。
「所得の再分配もしっかりやります」とは言ってるけれど
けっきょく「最低限の保障」だけをすればいい、と。
最低限の生活だけは認めてやるという、強者からの慈悲あふれる恩恵でしょうか?
「東南アジアレベル」になってもいいのか?という差別感に満ちた物言いと
そうなりたくなければ「努力」しろ、という脅しです。

「選んだ人間に決定権を与える。それが選挙。ある種の白紙委任」

私はあなたを選んではいない。
選んでいない少数派の人間にも「白紙委任」の権力を振るわれたら堪らんよ。
おまかせ民主主義ならリーダーシップの能力は要らないな。だって白紙委任だもん。
命令すれば従う奴隷人間がお望みだ。アンケートはその地ならしだ。
従わない人間は脅せばよい。実に単純明快わかりやすい。
そのわかりやすさが支持される社会は狂っているな。

「僕は市長ですもん 国政には行かない 賞味期限切れるし」

「賞味期限切れ」という言い方で自分を語るのは謙遜しているつもりだろうが
自分をすら商品のように見立てる人間は、他人をも商品扱いすることに痛痒を感じないだろう。
有用か有用でないかという尺度でしか人間を見ることができない浅薄な人間観が透けて見える。

そんな薄っぺらい奴に「教育目標」なんか立ててほしくない。冗談じゃない。
どういう人間を育てていくかという「目標」まで白紙委任なんかしていないよ。ふざけるな。

at 12:12, 主義者Y, 政治家

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「自己責任」は日本の原則となってしまったんか!

ブログを書く原動力にこういう怒りネタを使うのは健康上よろしくないのだが。
私学助成金削減に抗議する高校生と橋下大阪府知事の激論である。



「今の日本はまず自己責任が原則ですよ。誰も救ってくれない」
「(それがおかしいと言うんだったら)日本から出るか、国をかえるしかない」
「大学になったら定員、社会人になったらもう定員・・それが世の中のしくみ」


・・・定員からあぶれた人間には生活保護制度があるそうだ(!)
橋下の言う「定員」とは何だろうか。社会人だったら正規雇用の労働者のことか。スタートラインから優劣をつけた競争を公正なものと言いくるめて、負けた人間には「お前が悪い」と責任をおしつける。イス取りゲームに負けた人間にはマトモな生活を求める資格を認めない。「定員」に入れない人間に提供される「しくみ」は生活保護のみ。(それすら拒否されて飢えて死ぬ人間も出てくる昨今だが)その中間はない。つまり社会保障政策の否定だ。
ここまで露骨に新自由主義ノイデオロギーを鼓吹できるのも、相手が組みし易いと見た高校生だからか。
「単なる子どもたちのたわごとみたいにならないように」
という、最初から相手を侮蔑した態度で議論に入っていく橋下知事。
弱い者に対しては「子ども扱いしない」大人の対応ができるのだな。これぞ新自由主義が
求める成熟した大人のふるまいというものだ。


高校生たちよ。君たちの存在自体が、橋下の愚説を「そうですね」なんて受け容れられないだろう。悔しいだろう。もっと言い返したいだろう。君たちの方こそが、一歩も引けないはずだ。道路をつくるためだったら今の君たちが苦しんでもかまわない、なんて理屈が間違っているというあなたたちの直感は正しい。

「勉強せなあかん 負けたらあかんで」


橋下知事への対案―笑顔で暮らせる大阪府再建の道
橋下知事への対案―笑顔で暮らせる大阪府再建の道
大阪自治体問題研究所

しかし「日本から出てけ」って、アンタ・・・



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at 11:09, 主義者Y, 政治家

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1泊200円の宿に泊まってみたい

もう40年近く前になるかな。自分が小学生くらいだったころ。
生活圏が私鉄沿線だったので国鉄に乗る機会があまりなかった。そのころは私鉄よりも国鉄のほうが運賃が安かった。子ども料金の初乗りが10円(大人が30円!)というのに当時でもえらく驚いた記憶がある。

で、2008年の現在に「あなた国鉄に乗ってごらんなさいよ。初乗り30円なんだよ」なんて知ったふうな顔で吹聴したら、あんた何者?タイムトラベラーか?と訝しく思われるだろうね。

石原語録:知事会見から 海外視察報告/個室ビデオ店放火 /東京

 
−−雑居ビルの調査結果が公表されていないのでは。都内にもネットカフェ難民の宿泊を代替する施設があるが。

 ◆「当局は調べて、ちゃんと指導をしております。後で立ち入り検査して指導したのにやっていなかったら、それは発表すべきでしょう。『危ない』と言ったのにやっていない、何かラベルを張ったらいいよ、そんなものは。このビルは危ないよと」

 「大いに使っている人はね、帰り損なったサラリーマンだ。ただ、カフェ難民、難民って言うけれども、あなた山谷に行ってごらんなさいよ。200円、300円で泊まる宿はいっぱいあるんだよ。そこに行かずにだな、何か知らんけれども、ファッションみたいな形でね、1500円っていうお金を払ってね、そこへ泊まって、『おれは大変だ、大変だ』と、『孤立している、助けてくれ』って言うのはね、ちょっと私はね、人によって違うでしょうけれども、カフェ難民なるものの実態とはとらえ難いね」

 「何かちょっとやっぱり風俗に対するメディアのとらえ方もおかしいんじゃないですか。聞いてみるとやっぱりね、簡易宿泊所として使われているらしいけれども、何かそこにいる人間たちがね、格差、差別の中で発生してきた犠牲者という一方的なとらえ方は、中にはそういう人がいるかもしれません。ただ、やっぱり1500円の宿泊料を払えるんだったら、もっと安い泊まり宿がいっぱいあるよ、東京は」


山谷のような寄せ場に集まる日雇い労働者がどんどん高齢化していき、ケータイを通じた仕事のあっせんがいわば「寄せ場」の拡散化といった態をなしてきている、なんて認識は金持ち都知事、ビンボー人の生活苦なんて知ったこっちゃない知事に期待すべくもないだろうが、しかし1泊1500円よりもっと安い宿がいっぱいある、なんてよっぽど下々の生活世界に詳しいんだねえ・・・
200円、300円なんていつの時代の相場か知らんけど。石原氏が行った山谷ではメット被った学生が火炎瓶でも投げていたんじゃないだろうか?

この発言に対してNPOの「もやい」から公開質問状が出されたらしい。

<個室ビデオ店放火>都知事発言にNPOが質問状

もう20年も前だったか、ポーランド・ワルシャワのユースホステルに1泊200円くらいで泊まったことはある。まだ共産党政権下で、東側の通貨なんか紙切れみたいだった時代だ。一日あたり7ドルぶんの(ポーランド通貨への)強制両替制度があったっけ。つまり1000円くらいの金があったら、宿にも泊まれて三度の食事も十分に摂れたってことだ。20年前の社会主義ポーランドで1泊200円。懐かしいなあ。

3年前にベトナム・ホーチミンへ行ったときは、1泊3ドルのドミトリーを見た。階段の踊り場みたいな空間に2段ベッドを並べてあるような凄い宿だった。石原氏の知見では、これよりもっと安い宿が東京にもたくさんあるらしい。きっと世界中からバックパッカーが押し寄せるだろうね。私にもぜひ教えてほしい。

頼みますよ石原さん。

(追記)
記事中にもリンクを貼りましたが、「もやい」の公開質問状はぜひ全文を読んでください。質問状の中にも書いてあるとおり、都行政トップの事実認識がこの程度のものであったとするならば、これは都の貧困対策の根底を揺るがすものです。

2008年10 月6 日
東京都知事 石原慎太郎殿

公開質問状

NPO法人自立生活サポートセンター・もやい
代表理事:稲葉剛
〒162-0814東京都新宿区新小川町8-20 こもれび荘
電話:03-3266-5744 FAX:03-3266-5748
http://www.moyai.net

石原慎太郎東京都知事は、10 月3 日、定例記者会見の場で、大阪市の個室ビデオ店放火事件に関連した質問に対して、「大いに使っている人はね、帰り損なったサラリーマンだ。ただカフェ難民、難民って言うけれども、あなた山谷のドヤに行ってごらんなさいよ。200円、300 円で泊まる宿はいっぱいあるんだよ。そこに行かずにだな、何か知らんけれども、ファッションみたいな形でね、1500 円っていうお金を払ってね、そこへ泊まって、『俺は大変だ、大変だ』と、『孤立している、助けてくれ』って言うのはね。ちょっと私はね、人によって違うのでしょうけれども、カフェ難民なるものの実態とはとらえ難いね」、「やっぱり1500円の宿泊費を払えるんだったら、もっと安い泊まり宿がいっぱいあるよ、東京は」等と述べました。

私たちは、生活困窮者の生活相談・支援を行なう団体として、現在、月に約100 件の相談(面談、電話、メールなど)を受けています。私たちのもとには、生活に困窮し、アパートを借りるお金がないため、ネットカフェやドヤ(簡易旅館)、サウナなどを当面の生活の拠点とせざるをえない人たち(ハウジングプア)がたくさん相談に来られます。しかし、今まで私たちは、「200 円、300 円」の宿泊費で泊まっていた、という人に出会ったことがありません。

私たちが相談活動で出会う人々は、わざわざ高いお金を払って、「ファッション」でネットカフェ等に宿泊しているのでしょうか?私たちはそうは考えません。

私たちの認識では、都内では山谷地域でも一泊1000 円以下の簡易旅館は皆無に近く、1500 円以下の宿泊先を見つけるのですら、困難な状況にあります。また、多くの人々が宿泊費の金額だけで判断するのでなく、交通費のことも考慮し、職場に近い地域や求職活動をしやすい地域で寝泊りする場を確保しているという実態も忘れてはなりません。

東京都は、今年4 月からいわゆる「ネットカフェ難民」等に対する支援策として、厚生労働省と共に『TOKYOチャレンジネット』事業を開始しました。これは、ネットカフェ等で寝泊りをしている人たちの窮乏状態を踏まえて始められたものだと、私たちは注目していました。
しかし、その対策が事実誤認に基づく認識に支えられていたのだとすれば、対策そのものの有効性が問い直されなければならないと私たちは考えます。

今回の発言は、都庁での定例記者会見における公式な発言であり、しかも事実認識に関わるものであるため、都の政策の根底を揺るがすものである、と私たちは考えます。
よって、以下に都知事の発言の真意をうかがいたく、質問をさせていただきます。10 月17 日(金)までに文書、または都庁における記者会見の場でお答えいただくようお願いいたします。

1、東京都内において、実際に「200円、300円で泊まる宿はいっぱいある」ということであれば、そうした宿についての情報提供を具体的にしていただきたい。

2、「200 円、300 円で泊まる宿はいっぱいある」という認識が事実誤認であったならば、記者会見の場で公式に発言を撤回していただきたい。

3、事実誤認をもとに「カフェ難民なるものの実態」を把握されていたのであれば、ネットカフェや路上などで生活せざるをえない人々(ハウジングプア)に対する認識を改め、その新たな認識のもとに総合的・包括的な支援策を打ち出していただきたい。

以上


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at 21:13, 主義者Y, 政治家

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溺れる犬を

日焼けした皮膚をピリピリ剥いているうちに麻生内閣が成立し、原子力空母が横須賀に配備され、バカな大臣が辞めました。寝返りも打てない皮膚の痛みに苛まれ、またいつもの筆不精気分に陥り、何人かの方からコメントをいただいていながら返事も返すことができませんでした。どうもすみません(汗)

さて、件のおバカな中山某国交大臣については多くの方々が呆れ果て、弾劾の弁が吹き荒れて、本人もアッと言う間に辞めてしまったので私が重ねて批判を述べる意味もないかもしれません。
「溺れる犬は打て」という私としては好まない諺もありますけれど(犬は好きだし)、しかし今回の「犬」は充分に溺れていないようですので、打ちます。

今度は大阪引き合いに=職員組合を批判−中山氏

こんなことも確信犯的に述べられているようで。
よっぽど労働組合というものが嫌いなんでしょうね。三里塚農民への侮辱やアイヌ民族の無視については渋々うわべだけの謝罪をしながら、日教組への敵愾心は隠そうともしてません。大臣という国家権力の一角を司る者が、一労働組合を「解体しなきゃならん」という発言は到底許されるものではないでしょう。与党どころか閣内からも批判の声があがって中山氏は辞任せざるを得なかったわけで、その意味では腐れきった政治の世界でもまだ「良識」というものが機能しているとは言えます。かろうじて。(あの鳩山法相からも顰蹙を買うんですぜ。きゃーっ)
むかしむかし、トロツキーのファシズム論なんかを勉強したときに、既存の保守反動勢力と新興ファシズム勢力を分かつメルクマール(指標)は何かという問いに「労働者組織の破壊」であるという論に接して「なるほど!」と感嘆した憶えがあります。
まあその段で言えば、中山某は真性ファシストと言えるのでしょう。で、こういう政治家が大衆運動によって支持されて、権力機構がその線で制度化されていったら正真正銘の洒落にならないファシズム国家になってしまうわけで、こんな輩はグウの音も出ないように叩きのめしておかねばいけないのであります。

しかしねえ・・・三里塚闘争も、悪しき戦後教育の為せる業ですかい。反対同盟を牽引していた人々は昭和18年生まれのアンタより、よっぽど年長の戦前教育世代だったはずだが?
一方で戦後教育を受けたはずのアンタは、その悪しき影響を免れた稀有の例外だったわけだ。
やっぱり偉い人だね。もう二度と文科大臣はやらなくていいからね。

溺れる中山を打て!


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at 20:58, 主義者Y, 政治家

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広島に行ったゲバラ

「歴史を歩くということ 2」とかいうエントリーを書きかけているのだけど、今日はこれを。

ゲバラ 被爆地・広島を夜行列車でゲリラ的訪問 訪日時

ゲバラは59年1月の革命後、同年6月から3カ月間、アジア・アフリカを歴訪した。訪日団長が当時31歳のゲバラで、副団長を2歳年下のフェルナンデスさんが務めた。7月中旬に来日、10日間滞在し、自動車工場などを視察した。
 フェルナンデスさんによると、アルゼンチン出身の医師であるゲバラは、予定になかった広島の被爆地訪問を強く希望したが、日本政府の許可が出なかったという。業を煮やしたゲバラは大阪のホテルに滞在中、「ホテルを抜け出して広島に行くぞ」と決断。オリーブグリーンの軍服姿で大阪駅で切符を買い2人で夜行列車に飛び乗った。
 「被爆者が入院する病院など広島のさまざまな場所を案内され、私同様、チェも本当にショックを受けていた」とフェルナンデスさん。帰国報告の際にゲバラは、フィデル・カストロ国家評議会議長(当時は首相)に「日本に行く機会があれば、必ず広島に行くべきだよ」と強く勧めたという。カストロ議長は03年3月に広島を訪問。フェルナンデスさんは「フィデルはチェとの約束を守ってくれた」と感激した。


私はゲバリスタというほど熱烈なファンではないし彼の事績については詳らかではないけれど、少ない滞在期間のなかで広島にぜひ行かねば、行ってしまった、というその熱情と行動力にあらためて胸を打たれる。本当に見なければいけないもの、本当に知らなければいけないものを、偉大な革命家はしっかりと掴んでいた。命を懸けたゲリラ戦闘に比べれば、言葉の通じない国で切符を買って鉄道に乗り込むことくらいなんでもなかっただろう。それでもなにか、この記事を読んで熱い思いがこみあがってくるのを禁じ得ない。

そういえば、ちょうど十年前になる。私はハバナのメーデーに行ってビデオカメラを撮っていた。集会のトリは「インターナショナル」の大合唱だった。その歌声を聴きながら、カメラのファインダーを濡らしながら、私はその場の風景を撮り続けていた。ふと、そのことを思い出す。



きょうは、チェ・ゲバラ没後40周年。


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at 22:23, 主義者Y, 政治家

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みっともない

前のエントリー書いた直後にこんなニュース。

<安倍首相>被爆者団体と面会へ 広島市で6日に

農水相の更迭といい、まことにみっともない。
本当にバカじゃないのか、この人は。

at 00:31, 主義者Y, 政治家

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