訪問客の多くない当ブログでも、デザインには一応気を使っています。
なるべく注目してほしいバナーなどを、サイドバーの上部に貼るといったこともそうです。
そんなことで
と
を今回追加しました。
前者は当事者の講演を最近聞いたこともあり、非正規雇用の実態に日本の労働問題の矛盾が集約的に現れているという問題意識によるものです。この
「ガテン系連帯」こそは、闘う労働運動の再生へのかなり有効な一歩ではないか、という期待感であり、サヨクらしく「労働者」への視線にきちんと焦点を据えるという気構えでもあります。
この旬報社が企画した
「シリーズ労働破壊」三冊はお勧め。読み易く、あっという間に読み終わります。そしてお腹に、どよーんと溜まります(笑)
ひと言だけ、
労働者派遣法の1999年大改悪こそが今日の事態を引き起こした元凶である、と言っておきます。派遣は専門的な技能が要求される分野に限って認められるべきで、改悪以前の状態に法を再改正することが急務です。格差社会の是正に本気で取り組んでいるかどうかは、労働者派遣法の再改正を求めるか否かがメルクマールであろうと考えます。
そして、チェチェン。
世界最強の軍事大国、また資本主義の論理が最も過酷に貫徹する国、日本と最も関わりの深い友好国ゆえに、いきおいサヨクの私はアメリカ批判の回数が多くなってしまうのですが、じつはプーチン・ロシアに対しても強い憤りと懸念を抱いています。「反帝反スタ」の名残り?・・・いやいやそんなことはない(苦笑)
ジャーナリストを殺す国だからです。
アンナ・ポリトコフスカヤの暗殺は衝撃でした。彼女が伝えようとしたチェチェンの惨状はロシアの暗部を浮かび上がらせるものでした。
およそ100万人のチェチェンの人口のうち、10万人とも20万人とも言われる死者がでています。これはすでに民族虐殺と言っていいほどの規模です。単純な数の比較は慎まなければなりませんが、パレスチナ・ガザ地区の人口が130万人ということを思い合わせると凄まじい犠牲者の数です。これが何故、世界の人々の関心を引き寄せないのでしょうか?
プーチン政権の闇―チェチェン戦争/独裁/要人暗殺
林 克明
事実を知らなければ善悪の判断も問題の所在も知りようがありません。
その事実を伝える人間を、口を封じるどころか肉体的に抹殺してしまうとは。
ポリトコフスカヤだけではない。政権に批判的なジャーナリスト、野党指導者が次々と殺され、また変死が相次いでいます。リトビネンコの暗殺も、イギリス当局はロシア国家による犯行と断じています。北朝鮮がテロ国家なら、ロシアも堂々たるテロ大国です。
リトビネンコ暗殺のあとは、ロシア国内で活動していた国際NGOのうち8割もの団体を非合法にしました。アムネスティやヒューマンライツ・ウォッチなども活動を禁止されています。それほどムチャクチャなことをやっているのです、この国は。
また「反テロ法」を制定し、ロシア政府が「テロリスト」と認めた人物を
国外で殺害することを認めています。各国の主権侵害もおかまいなしに無法行為を行うものです。これによってカタールでチェチェン独立派の元大統領、ヤンダルビエフをロシアの情報機関が暗殺しました。
・・ああ、こう書いているだけで胸糞が悪くなってくる。
ネットは広範なニュースを収集することが可能です。注意すればパレスチナでも、沖縄でも、求める情報は比較的得られます。しかしチェチェンについては・・
多くの人々にいつでも忘れず広く注意を促すため、また自らも関心を持ちつづける意志を込め、ポリトコフスカヤの遺志に応えるために
「チェチェン総合情報」のバナーを掲げておきます。
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